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先週くらいからそろそろかな…と思っていたのですが、もうガンダムに対して面白い感想なんて書けそうにないので、グラハムとビリーに関することだけを妄想にしてお送りしたいと思います。
いや、あのコロニーレーザーが嫌いなんです。
ものすごく深刻になってしまうので、そんな感想書きたくもないし、読んでも面白くないと思って…。

一番トラウマになっているのはグリプス2なのですが、それはたぶんガンダム無双の所為(笑)



 *****
今日のきみはやけに饒舌で、たくさんの話をしてくれる。
出てくるのは、学生時代の話だ。酔っぱらっているわけでもないし、手に持っているのはコーヒーの入ったマグカップなのに、どうしてそんなに気持ちが高揚しているのか、理解しかねる。
「カレッジで彼女は本当に優秀な学生だったんだ。僕の話にもよく付き合ってくれてね。褒めると頬を赤く染めるんだ。可愛かったな~」
昔の事を思い出して楽しそうに話をする。そんなきみの頬が赤くなっている。女性の話をそんなに楽しそうにするきみを見たのは初めてだったので、ある意味あっけにとられて聞いていた。口を挟む余地がない。
「憧れていた戦術予報士に論文を誉めてもらって、嬉しそうに笑ってた。彼女、本当に憧れている視線を向けててね、それは少し悔しかったなあ…」
視線を地面に向けて、照れたように笑顔を曇らせる。その戦術予報士って、カティ・マネキンなんだけどね、と言っていたので、彼の嫉妬は女性に向けられていたことになる。そんな事実が少しばかばかしく、そして落ち込む要素でもあるのだろう。
その光景が、ありありと目に浮かぶよ。恐らくきみは、いい学友としてその彼女の隣に並んでいたんだ。ほのかな恋心はただの好意として受け取られ、それ以上の意味ももたなかったし、進展もなかったのだろう。ゲスナ勘ぐりをすると、彼女はきみよりもカティ・マネキンに好意を持っていたんだ。それこそ、きみが彼女に向けているような。だから、きみはその憧れの人を手に入れることはできなかったのだ。
(そのほかに、どんな要素があったかは知らないけれど)
とにかく、きみはその話を過去にしてしまった。現在進行形で進んでいる話ではないと知っているので、私も微笑ましく聞くことができる。
「ねえグラハム、僕は彼女の事が本当に好きだったんだよ」
勿論、綺麗なところだけじゃない。明晰な頭脳も、彼女の性格も、すべてにほれ込んでいたんだ。
そう言うきみが、やっぱり嬉しそうな顔をするので、嫉妬を感じた。
感情にまかせてマグカップの持ち手をちからまかせに握ると、中に少しだけ残ったコーヒーが波打つ。
「ああ、コーヒー冷めちゃったね。グラハムのも、入れなおすよ」
貸して、と言われて差し出した手に、マグカップを持っていない方の手を乗せた。
「グラハム、冗談はやめてよ」
くすくす笑うきみは、ずっと上機嫌で、このまま腕を引き寄せてもそのまま身を任せてくれそうな気さえした。
(だが、それは卑怯だ)
笑いながら差し出されたもう片方の手に、マグカップを押しつける。彼は少し困ったような顔をして、こちらを見た。
頬が、少しだけ赤い。
昔の事を思い出してそうなったのか、それともこの手を掴んでそうなったのか。後者であるのなら、私はできればこの手を離したくはない。





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クジョウくんはビリーにテレテレするよりもむしろカティにテレテレしているのではないのか…と思ったのです(笑)もっと頑張れよビリー!そんな変な丈のパンツはいてる場合かお前…!!
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