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書きたいことがたくさんありすぎてまとまらないので、少しでもいいから置いていきます。



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あの時の僕は僕なりに必死だった。どうしても、どうしても自分の手で自分の敵と戦いたくて、必死だった。
銃の扱いなんて教えてもらわなくてもできると思っていたのに、現実はそうではなくて、そんな腕じゃあ逆に自分の命を危うくするときみに心配された。
「本当に、大丈夫なのか」
ガンダムが再び現れ、様子の変わった僕をきみはとにかく心配してくれたけれど、このときは少し呆れたような顔もしていた。今まで後方部隊でモビルスーツの開発だけをしていた人間に前線に出ることはない、ときみは何度も僕に言った。まるで小さい子供を諭すように言うので、最後の方はこちらも意地になってしまって、できるかどうかもわからない事に「できるよ」と反論するような有様だった。
何をそんなに必死になることがあるのだと、きみはやっぱり少し呆れたけれど、きみの事を信用していないのではなくて、僕は僕自身の手でやり遂げなくてはならないことがあるのだ。
銃を持った手を、きみの手が掴んだ。優しく包んでくれる手には4年前の傷がまだ残っている。僕はきみを傷だらけにしたのに、それでもまだ僕の事を許してくれた。それだけで充分なのに、きみは僕のそばに居てくれる。
「ビリー、無理をするな。ガンダムは私が、」
「……わかってる……」
構えた銃を下ろした。
きみが許してくれても、僕は自分の事を許すことができない。自分を守るための武器ではなく、誰かを斃すための武器だと知ったら、きみはもっと悲しい顔をするんだろうか。
これは僕がきめた、僕の問題なので、きみにその本当のところはまだ黙ったままでいる。
銃を離した手は、指先が少し震えていた。握力が弱いんだ、ときみはそれを見て笑った。
「そりゃあ、きみに敵うはずがない」
銃から手を離した僕の手を、きみが握る。目元が少しだけ笑っているように見えた。手をとり、甲にキスをしてくれる。大丈夫だよ、と小さく囁いた声が聞こえたような気がした。
「きみに、こんなものを使わせない」
きみはあくまでも僕が戦場に行く事を拒んだ。僕に死なれては困るのだと、冗談ぽく口に出したこともあった。
死と直結したきみの言葉は、僕に少しの恐怖と、それからたくさんの勇気をくれた。
「グラハム……お願いがあるんだ」
「なんだ」
僕の手を握る、きみの手は暖かい。いつまでも、いつまでも、この暖かさを忘れないでいたい。
「絶対に、死なないと約束をして」
握られいた手を滑らせて、小指をきみの小指と絡ませた。きみは少し驚いた顔をして僕を見ている。
「約束をするときは、こうするんだ」
小さな時におじさんにされたことを思い出して、同じようにした。
きみに、死なれると困るんだ。僕はどうなってもいい。だけど、きみがいなくなるのはだめだ。
絶対に、だめだ。
「……きみも、約束を」
グラハムが静かに口を開く。さっきまであっけにとられていたような顔をしていたのに、今はその瞳の色が落ち着いている。
「死なないと、約束をしてくれ」
「……うん。わかってる」
ウソつきがばれないように、僕はできるだけの笑顔で応えた。
僕はもう、自分の命を守ろうとは思っていないんだ。
(だけど、きみが死ぬのだけは耐えられない)





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こんな時に限って時間がないので、自分が書いたものに対するアンサーを出せないままとりあえずこれだけ置いていきます。別にビリーが死んでもいいとは思っていないのでそこのへんはお間違いなく!!!
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