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劇場版がどんな展開になるかわからないので、妄想をどこまでヒートアップさせればいいのかわからなくて困ります(笑)



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モビルスーツの中からブラックボックスを回収し終えたのち、あのモビルスーツは廃棄処分になった。いつかまた、あの機体に彼が乗ることがあるのだろうか、とそんな事ばかり考えながら僕はあの機体をずっとずっと眺めていた。
きみはあのモビルスーツを素晴らしい、と褒めてくれたけれど、その時のあの目の輝きには狂気の影がさしていた。僕はそれに気付いていながらそんなきみを止めようとは思わなかった。僕の心にも、同じものが宿っていたのだ。多分。
今でもたまに、思い出すことがある。自分心の奥に澱のように沈み込んでいた黒い部分を。きみの笑顔も、優しい言葉も、温かい手も、届かない場所にある、あの暗い気持ちを。
僕から見れば何もかも完璧だと思っていたきみにも、もちろん似たような感情があって、きみはそれに振り回されていた。
戦闘状態が終わって、結局僕もきみも軍の所属に戻ってしまった。もう、度かのところには戻れないのだと顔に描いてあった。僕も、同じ気持ちだ。
「ビリー、きみはもう自分の手を汚そうなんて思わない方がいい」
自分の決めた職業を伝えると、きみは小さく笑いながら僕の手をとって言った。真っ直ぐこちらを覗きこんでくる目が本気だと伝えている。顔は笑っているのに、たぶん言葉の中身は笑いごとではない、と言いたいのだろう。
僕は、どうして?とも、聞かなかった。それが、きみの望みであれば従うと決めていたのだ。
モビルスーツの中から取り出されたブラックボックスの中には、きみの戦闘データと、相変わらず口数の多いきみの発言の数々が収められていた。
グラハム・エーカーがガンダムとの戦闘の後に心に描いた未来を、僕はその言葉を通して知ることができた。
けれど、彼は生きている。
一度は捨ててしまってもいい命だと言った、その命を持って生きている。
「私が、護る」
僕の手をとったまま、きみはそう言ってくれた。守れなかった数々の命の代わりだと思っているのかもしれない。もう自分に残された守るべき命はここにしかないのだと思ってくれたのかもしれない。
そんな小さな、くだらない理由でもいい。きみが生きる意味を少しでも感じてくれるのであれば、僕はきみの言葉に従うことにするよ。
「きみが、生きていてくれてよかった」
不意に出た言葉なのか、それとも心の底から出た言葉なのか、真意はわからない。けれど、きみがそう言ってくれた事で僕の魂は救われる。
(きみが、生きてくてくれてよかった…)
僕も、同じことを思っていたんだ。










>>>
まとまらないものですが、とりあえず妄想としておいておきます。
本当にこの先どうなるんだろう…。グラハムはまた出撃するのかな。劇場版でビリーはちゃんとセリフある役を貰えるのかな…心配だ!
でも劇場版まではふたりは一緒にいるってことですよね。…そこは安心だ!!

友達にビリーの飾ってる写真には本当はグラハムが写っていたんですよ!ってスメラギさんがブシフドーにさし返されている画像が送られてきました(笑)なんじゃこりゃあ!
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