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おやすみの日にいちゃいちゃしているグラビリで妄想。
たぶん自分がおやすみしたいんだと思う…(笑)
たぶん自分がおやすみしたいんだと思う…(笑)
*****
久し振りの休日を自宅で過ごすことにした。今までは仕事で研究室にこもりきりだったので、さすがに自宅に帰れと言われたのだ。
それでもユニオンで仕事をしていた時よりは随分楽な仕事をしているけれど、グラハムにまで「きみは仕事をしすぎだ」と言われた。笑いながら言った言葉だったけれど、きみは本当に僕を心配してくれているのだと分かったので、おとなしくきみの意見に従う事にした。
リビングのソファに座って雑誌を広げているとコーヒーの良い匂いがして、顔をあげるとそこにきみがマグカップを持って立っていた。小さく笑って受け取ると、もう片方、自分のマグカップを持っていたきみがソファに座る。
三人掛けのソファなのに、僕の方に寄りかかって座るので左側に極端に詰めたようなおかしな姿勢になる。
しばらくはそんな面白い様子に何も言わなかったけれど、僕の肩に寄りかかったままでコーヒーを飲んでいるきみの髪の毛が首のあたりに当たってくすぐったかったので、ちらりときみを見た。
「グラハム、そっちが空いているんだからもう少し離れてくれないかな」
視線でソファの開いているところを示すと、きみは興味のないような顔をしてそちらを見て、それからまた僕に寄りかかってくる。
「……グラハム、」
返事をしないで僕に寄りかかってくる様子が、まるで猫みたいだ。ワガママで自分勝手で、なのに構ってあげないと一人で勝手に拗ねる猫。動物は苦手だから飼った事がないけれど、きっと猫を飼ったらこんなかんじなんだろう。
自分の好きな時に懐いてきて、自分の勝手で離れていく。
だけど、今はそんなくらいの距離がちょうどいいのかもしれない。僕も、きみも、お互いに寄りかかって生きていくのがちょうどいいのかもしれない。
(この先は…知らないけど…)
お互いに、お互いが要らない存在になる事はあるんだろうか。僕が居なくなれば、きみは他の誰かにこんな風に寄り添ってコーヒーを飲むんだろうか。
ふとそんな事を考えて、胸の奥のあたりがちくんと痛んだ。本当に、針で刺されたくらいの小さな痛みだったけど、確かに心臓の奥を突くような痛みだった。
そんな痛みに襲われると、怖いくらいに自覚する。僕にはまだ、きみの存在が必要なんだ、って。
ガンダムとの戦いのあとに、本当はきみとは離れていようと思っていた。きみを見ていて思い出す色々な事が、僕にとって重荷になるんじゃないかと思っていた。だけどきみは僕がはっきりと「嫌だ」と感じる前に、一人でさっさと同居の事を決めてしまった。おじさんもいなくなり、どこにも居場所のなかった僕の居場所を、きみがきめてくれた。
じっときみの顔を斜め上から見下ろしていると、僕の視線に気付かないはずがないのにきみはこちらをわざとみないでマグカップをローテーブルの上に置いた。それから、身体を横に向けてソファに寝そべる。
「今日は僕の休日だったんじゃないのかなあ」
ソファに横になったグラハムが、僕が手に持っていた雑誌を押しのけるようにして膝の上に頭を乗せた。こちらの意見なんてまるで聞かない顔をして、きみはそっとまぶたを閉じる。
本当に、猫みたいだ。
あったかく痺れてくる膝を、膝の上のきみを、じっと見てそう思う。
僕もマグカップを手放して、きみの頭にそっと手を置いた。ふわふわの髪の毛に手を置いて、そうっと撫でてみる。
(怒るかな?)
と思ったけれど、きみは特に気にしていない顔をしてそのまま瞼を開く事はなかった。
(やっぱり猫みたい…)
暖かい髪の毛に手を入れて、ふわふわのそこを撫でているとこちらも心地よくなる。
こんな休日を過ごすのは久し振りだ。
(ありがとう、グラハム)
心の中で呟いた言葉は、きみに届く事はないだろうけど。多分きみには感じ取ってもらえると思う。この、指先から溢れる幸福な気持ちを。きみへの感謝の気持ちを。
>>>
グラビリがいちゃいちゃまったりしているところを妄想するのが最近のストレス解消です。
ところで最近ニルライがもえなんだが、そのことについてここにだらだら書いていたらさっき全部消えてしまったのでたぶんその妄想は心の中に仕舞っておけ!ってことなんだと思います(笑)
いつも拍手をありがとうございます!いつも気持ち悪くてごめんなさい…。
それでもユニオンで仕事をしていた時よりは随分楽な仕事をしているけれど、グラハムにまで「きみは仕事をしすぎだ」と言われた。笑いながら言った言葉だったけれど、きみは本当に僕を心配してくれているのだと分かったので、おとなしくきみの意見に従う事にした。
リビングのソファに座って雑誌を広げているとコーヒーの良い匂いがして、顔をあげるとそこにきみがマグカップを持って立っていた。小さく笑って受け取ると、もう片方、自分のマグカップを持っていたきみがソファに座る。
三人掛けのソファなのに、僕の方に寄りかかって座るので左側に極端に詰めたようなおかしな姿勢になる。
しばらくはそんな面白い様子に何も言わなかったけれど、僕の肩に寄りかかったままでコーヒーを飲んでいるきみの髪の毛が首のあたりに当たってくすぐったかったので、ちらりときみを見た。
「グラハム、そっちが空いているんだからもう少し離れてくれないかな」
視線でソファの開いているところを示すと、きみは興味のないような顔をしてそちらを見て、それからまた僕に寄りかかってくる。
「……グラハム、」
返事をしないで僕に寄りかかってくる様子が、まるで猫みたいだ。ワガママで自分勝手で、なのに構ってあげないと一人で勝手に拗ねる猫。動物は苦手だから飼った事がないけれど、きっと猫を飼ったらこんなかんじなんだろう。
自分の好きな時に懐いてきて、自分の勝手で離れていく。
だけど、今はそんなくらいの距離がちょうどいいのかもしれない。僕も、きみも、お互いに寄りかかって生きていくのがちょうどいいのかもしれない。
(この先は…知らないけど…)
お互いに、お互いが要らない存在になる事はあるんだろうか。僕が居なくなれば、きみは他の誰かにこんな風に寄り添ってコーヒーを飲むんだろうか。
ふとそんな事を考えて、胸の奥のあたりがちくんと痛んだ。本当に、針で刺されたくらいの小さな痛みだったけど、確かに心臓の奥を突くような痛みだった。
そんな痛みに襲われると、怖いくらいに自覚する。僕にはまだ、きみの存在が必要なんだ、って。
ガンダムとの戦いのあとに、本当はきみとは離れていようと思っていた。きみを見ていて思い出す色々な事が、僕にとって重荷になるんじゃないかと思っていた。だけどきみは僕がはっきりと「嫌だ」と感じる前に、一人でさっさと同居の事を決めてしまった。おじさんもいなくなり、どこにも居場所のなかった僕の居場所を、きみがきめてくれた。
じっときみの顔を斜め上から見下ろしていると、僕の視線に気付かないはずがないのにきみはこちらをわざとみないでマグカップをローテーブルの上に置いた。それから、身体を横に向けてソファに寝そべる。
「今日は僕の休日だったんじゃないのかなあ」
ソファに横になったグラハムが、僕が手に持っていた雑誌を押しのけるようにして膝の上に頭を乗せた。こちらの意見なんてまるで聞かない顔をして、きみはそっとまぶたを閉じる。
本当に、猫みたいだ。
あったかく痺れてくる膝を、膝の上のきみを、じっと見てそう思う。
僕もマグカップを手放して、きみの頭にそっと手を置いた。ふわふわの髪の毛に手を置いて、そうっと撫でてみる。
(怒るかな?)
と思ったけれど、きみは特に気にしていない顔をしてそのまま瞼を開く事はなかった。
(やっぱり猫みたい…)
暖かい髪の毛に手を入れて、ふわふわのそこを撫でているとこちらも心地よくなる。
こんな休日を過ごすのは久し振りだ。
(ありがとう、グラハム)
心の中で呟いた言葉は、きみに届く事はないだろうけど。多分きみには感じ取ってもらえると思う。この、指先から溢れる幸福な気持ちを。きみへの感謝の気持ちを。
>>>
グラビリがいちゃいちゃまったりしているところを妄想するのが最近のストレス解消です。
ところで最近ニルライがもえなんだが、そのことについてここにだらだら書いていたらさっき全部消えてしまったのでたぶんその妄想は心の中に仕舞っておけ!ってことなんだと思います(笑)
いつも拍手をありがとうございます!いつも気持ち悪くてごめんなさい…。
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